Blogブログ

お金に“執着しない自由”と401Kの知恵
「空」という考え方とお金

2025年9月28日

仏教の教えに「空亦復空(くうやくぶくう)」という言葉があります。
意味は「空という考えすらも空である」というもの。
つまり、どんなに素晴らしい考え方も、それに固執すればまた新しい執着になってしまう。
「大切にするけど、絶対視はしない」―この柔軟さが本当の自由につながります。
お金に置き換えるとどうでしょう?
「お金がすべてだ!」と固執すれば、仕事や人間関係もお金中心になって窮屈になります。
「お金なんてどうでもいい!」と突き放せば、生活や事業の現実が立ち行かなくなる。
だから大事なのは、お金を道具として扱いつつ、心まで縛られないことです。

経営者にとってのお金の執着

経営者にとって「利益」は命綱。けれども、利益を絶対視すると視野が狭くなり、社員の幸せや長期的な成長を見失いがちです。
逆に「利益なんて気にしない」と開き直ってしまえば、会社そのものが続きません。
では、どうすればいいのか?
ここで活きるのが「空亦復空」の知恵です。
利益やお金は大事。でもそれに“縛られない”。その柔軟な立場からこそ、長期的で冷静な判断ができるようになります。

401Kがもたらす「お金の自由」

企業型401K(企業型確定拠出年金)も、この考えに通じています。
401Kは「給与」をそのまま渡す代わりに「将来の資産形成」に振り分ける仕組み。
社員は「今すぐのお金」だけに縛られず、「将来のお金」を育てることができる。
会社は「福利厚生」を提供しつつ「社会保険料の適正化」も可能。
ここにあるのは、「お金に執着しない自由」です。
単に“目先の給料を増やす”という発想から一歩離れて、長期的な資産形成と社員の安心を見据えることができます。

「どうでもいい」と言える経営

究極的には、「お金が増えても減っても、会社や社員の価値はそれだけでは決まらない」と言える経営者が最も強い。
その心の余裕が、信頼を生み、人が集まり、事業が続く基盤になります。
401Kの導入は、単なる節税策や福利厚生ではなく、お金に振り回されない経営の実践でもあるのです。

まとめ

お金は大事。でも、それに執着しすぎても、軽視しすぎても不自由になる。
「空亦復空」の考え方は、お金とのちょうどいい距離感を教えてくれます。
401Kは、社員と会社に「お金に縛られない自由」をもたらす仕組みです。
経営とは、お金のゲームではなく、人と未来を育てること
その実践のひとつが、401K導入なのではないでしょうか。