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加入率が自然に上がる会社がやっていること
無理に勧めないのに、なぜ広がるのか

2026年2月18日

企業型DC(401K)を導入すると、
どうしても気になるのが「加入率」です。
・できれば高くしたい
・でも無理強いはしたくない
・説明しても反応が薄い
そんな悩みを持つ経営者は少なくありません。
ですが実は、
無理に勧めなくても加入率が上がる会社には、
はっきりとした共通点があります。

① 経営者が「目的」を語っている

加入率が自然に上がる会社では、
制度説明の前に、必ずこうした話があります。
・なぜこの制度を導入したのか
・会社として何を大切にしているのか
・社員にどうなってほしいのか
ポイントは、
メリットではなく「想い」から伝えていること
「節税になります」よりも、
「長く安心して働いてほしい」
この一言の方が、社員の心には残ります。

② 専門用語を使わない

加入率が伸びない会社ほど、
説明が難しくなりがちです。
・非課税
・控除
・運用利回り
・分散投資
もちろん大切な内容ですが、
最初からここを深掘りすると、
社員は一気に距離を取ります。
自然に加入率が上がる会社は、
長期で考える制度です
すぐ結果を出すものではありません
将来のお金を準備する仕組みです
と、シンプルに伝えています。

③ 「その場で決めさせない」

意外と大きな違いがここです。
その場で
・「今日中に決めてください」
・「申し込みは今です」
と迫ると、人は防御反応を起こします。
一方で、
・一度持ち帰って考えてください
・分からなければまた聞いてください
こう言われると、
心理的ハードルが下がります。
結果的に、
後から静かに加入が増えていきます。

④ 継続的に触れている

加入率が高い会社は、
導入時だけで終わりません。
・年1回の簡単な振り返り
・数分のミニ説明
・給与改定時のひと言
制度を「思い出させる」機会を作っています。
401Kは長期制度です。
一度の説明で理解するのは難しい。
だからこそ、
繰り返し触れることが大切です。

⑤ 加入率を「目標」にしていない

これも重要なポイントです。
加入率を目標にすると、
・数字を追う
・説得に力が入る
・プレッシャーが生まれる
結果として、逆効果になります。
自然に加入率が上がる会社は、
加入率ではなく「納得度」を大切にしています。
納得して加入した社員は、
制度を前向きに活用します。

加入率が上がる本当の理由

制度が優れているからではありません。
・会社の姿勢が伝わっている
・将来を一緒に考えている
・押し付けられていない
この安心感があるからです。
401Kは、
会社と社員の「信頼」が前提にある制度です。

まとめ

加入率を自然に上げるために必要なのは、
1. 想いを伝える
2. 分かりやすく話す
3. 決断を急がせない
4. 継続して触れる
5. 数字を追いすぎない
制度を強く押すのではなく、
土壌を整えること。
その結果として、
加入率は後からついてきます。

加入率を上げる方法よりも、
「どうすれば納得してもらえるか」
を整理することが第一歩です。
制度設計や伝え方の見直しについても、ご相談いただけます。