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401Kの加入率を高めるために
「制度」ではなく「伝え方」を見直す
2026年2月10日
401K(企業型DC)を導入したものの、
加入率が思ったより伸びない
一部の社員しか使っていない
「よく分からないからそのまま」という声が多い
こうした悩みを持つ経営者は少なくありません。
ですがこれは、
制度が悪いわけではないケースがほとんどです。
加入しない理由は「損か得か」ではない
社員が加入しない理由として、
よく想像されるのは、
投資が怖い
元本割れが不安
お金が減りそう
といった点ですが、
実際の一番の理由はもっとシンプルです。
「よく分からない」
この状態で加入を促されると、
人は必ず「今はやめておこう」と判断します。
加入率が低い会社に共通するパターン
加入率が伸びにくい会社には、
次のような共通点があります。
導入時に一度説明しただけ
制度の話が専門用語だらけ
「お得だから」「節税になるから」と説明している
これは悪気があるわけではありません。
ただ、社員目線が少しズレているだけです。
社員は「制度」ではなく「意味」を見ている
社員が本当に知りたいのは、
なぜ会社がこの制度を入れたのか
自分にとってどんな意味があるのか
将来の生活とどうつながるのか
です。
ここが伝わらないまま、
税制メリット
運用商品の説明
をしても、加入率は上がりません。
加入率を高める会社が最初にやっていること
加入率が高い会社ほど、
最初にやっていることは共通しています。
それは、
「なぜこの制度を導入したのか」を
経営者自身の言葉で伝えること
です。
給料だけで将来を支えるのは難しい
会社として、長く安心して働いてほしい
将来の不安を少しでも減らしたい
こうした考えが伝わると、
401Kは「怪しい制度」ではなく
会社の姿勢を表す制度に変わります。
完璧な理解は必要ない
よくある誤解ですが、
「全部理解してもらわないといけない」
と思う必要はありません。
実際、加入率が高い会社でも、
仕組みを100%理解している社員
投資に詳しい社員
は多くありません。
大切なのは、
長期で考える
すぐに結論を出さなくていい
分からなければ相談できる
この安心感です。
加入率を高める3つのポイント
実務的に効果があるポイントを、
3つにまとめます。
① 制度説明より「背景説明」を先に
メリットの前に、
なぜ導入したかを伝える。
② 選ばせるのではなく「考える時間」を渡す
その場で決めさせない。
一度持ち帰るだけで心理的ハードルは下がります。
③ 定期的に話題に出す
年1回でもいいので、
制度を「思い出させる」ことが重要です。
加入率=良い会社、ではない
ここも大切なポイントですが、
加入率が100%である必要はありません。
合わない人が無理に入ると、
後で不満や誤解が生まれます。
「必要だと思う人が、納得して入る」
この状態が、結果として
健全な加入率につながります。
まとめ
401Kの加入率を高めるカギは、
制度の良し悪し
数字上のメリット
ではなく、
会社として、どう伝えているか
にあります。
制度を押し付けるのではなく、
考えるきっかけを渡す。
それだけで、
401Kは「形だけの制度」から
生きた制度へと変わっていきます。
加入率を上げること自体が目的ではありません。
「どうすれば社員にきちんと伝わるか」
その整理から一緒に考えることも可能です。
お気軽にご相談ください。