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経営者が士業に求めているのは「事務作業」よりも「提案」だと思う理由
── 401Kという選択肢が自然に出てくる背景
2025年12月29日
税理士さん、社労士さんには、
日々とても助けられています。
✔申告や届出をきちんとやってくれる
✔トラブルにならないよう守ってくれる
✔法改正にも対応してくれる
これは経営者として、本当にありがたいことです。
ただ正直に言うと、
今の時代、それだけでは物足りなく感じることもある
というのが本音です。
事務作業は「価値」から「前提」になった
会計ソフト、給与計算ソフト、労務管理システム。
これらの進化によって、
✔記帳
✔給与計算
✔社会保険手続き
は、以前よりもずっと簡単になりました。
もちろん、
最終的なチェックや責任は専門家にお願いしたい。
でも一方で経営者は、こうも感じています。
「事務作業が正確なのは、もう前提条件だな」
つまり、
事務作業そのものは“評価ポイント”ではなくなってきている
ということです。
経営者が本当に困っているのは、別のところ
経営者が日々悩んでいるのは、
✔人がなかなか定着しない
✔福利厚生で他社と差がつかない
✔従業員の将来まで考えられているのか不安
✔この会社を続けた先の姿が見えにくい
こうしたテーマです。
しかしこれらは、
✔申告書
✔届出書
✔規程
の中には書いてありません。
だから経営者は、
「この話、誰に相談すればいいんだろう」
と感じるのです。
だから士業には「提案」を期待している
経営者は、
士業の先生に完璧な答えを求めているわけではありません。
求めているのは、
✔こういう選択肢がありますよ
✔今すぐ決めなくてもいいですよ
✔まずは整理してみましょうか
という提案と整理です。
ところが現実には、
✔節税の話は出尽くしている
✔助成金はタイミング次第
✔保険は好き嫌いが分かれる
✔提案したくても、ちょうどいいテーマがない
という状況があるのも事実でしょう。
そこで出てくるのが「401K」という提案
企業型401K(確定拠出年金)は、
単なる年金制度ではありません。
✔福利厚生
✔人材定着
✔社会保険料の考え方
✔経営者・従業員の将来設計
これらを
一つの流れで整理できる提案テーマです。
だから401Kは、
「これを入れましょう」
ではなく、
「こういう考え方もありますが、どう思いますか?」
という形で提案できます。
401Kは「売るもの」ではなく「考えるきっかけ」
経営者にとって一番ありがたいのは、
売り込まれないことです。
信頼している士業の先生から、
事務作業とは別に、
こんな制度もありますよ。
会社に合うかどうか、一緒に考えてみませんか?
と投げかけられるだけで、
受け取り方はまったく変わります。
制度の詳しい説明や設計は専門家に任せ、
士業の先生は「提案の入口」をつくる。
この役割分担が、
経営者にとって最も安心感があります。
経営者が士業に期待しているのは「未来の話」
経営者が士業に期待しているのは、
過去の数字の整理
ではなく、
✔これからの会社をどう考えるか
✔従業員の未来をどう描くか
という未来の話です。
401Kは、
そのための一つの題材に過ぎません。
しかし、
こうした提案ができる士業の先生は、
経営者にとって手放せない存在になります。
最後に
事務作業が軽くなった時代だからこそ、
士業の価値は「提案」にあります。
401Kは、
提案力を高めるためのツールであり、
経営者と士業が
同じテーブルで未来を考えるための共通言語です。
もし、
士業の先生から401Kの話が出たら、
それは「売り」ではなく、
この会社の先を、一緒に考えたい
というサインかもしれません。