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年金改革で節税&資産運用を加速!
2025年の大改革をわかりやすく解説

2025年6月23日

2025年6月13日、「年金制度改革法」が国会で成立しました。
今回の改正は、私たちの老後資産づくりに直結する**iDeCo(個人型確定拠出年金)や企業型DC(企業型確定拠出年金)**にとって、大きな転換点となります。
「資産運用」や「節税」に興味がある方には、まさにチャンス到来。
今回のブログでは、この年金改革の内容をわかりやすく解説しながら、私たちにとってどんなメリットがあるのかをまとめていきます。

✅ 1. 加入年齢が70歳未満に延長!

これまでiDeCoは60歳または65歳までしか加入できませんでした。
しかし今回の改正で、69歳まで加入が可能に!
これは「人生100年時代」といわれる今、60代でも元気に働く方が増えている現状を踏まえたものです。
つまり、定年後も節税しながら資産形成を続けられるということ。
再雇用中の方やフリーランス、個人事業主にとっては、非常にありがたい変更です。

💰 2. 掛金の上限が大幅アップ!

これまでは、
会社員:月額2万3千円前後
自営業:月額6万8千円
という上限でしたが、今後は制度全体で月6万2千円まで拠出OKになります。
特に、企業型DCを導入している会社でも、従業員が自らiDeCoで上乗せできる幅が大きく広がりました。
つまり、節税額が増える=将来のために使えるお金が増えるわけです。

🔄 3. 企業型DCも柔軟に!マッチング拠出の自由化

企業型DCに加入している従業員が、**自分でも掛金を上乗せして積立できる(マッチング拠出)**制度。
これまでは「会社が出している金額以下までしか拠出できない」という制限がありました。
でも今回の改正で、企業と従業員の合計が上限6万2千円までなら自由に設定OKになったのです!
つまり、企業年金がある会社でも、「もっと自分の将来に備えたい!」という社員の気持ちに応えられる制度設計ができるようになりました。

🔎 4. 運用状況が“見える化”される時代へ

企業型DCや確定給付年金の運用成績を国が集計・公表する仕組みも始まります。
自分が加入している年金制度が「ちゃんと増えているのか?」「他社と比べてどうなのか?」が見えるようになり、運用の質が問われる時代がやってきます。

🧾 5. 節税メリットは「三重取り」!

iDeCoや企業型DCが注目される理由は、やっぱりこの3つの節税効果です。
1. 掛金は全額所得控除 → 所得税・住民税が安くなる!
2. 運用益は非課税 → 通常20.315%かかる税金がゼロ!
3. 受け取り時も優遇 → 一時金なら退職所得控除、年金なら公的年金控除!
たとえば月5万円を拠出している人なら、年間で最大10万円以上の節税効果が出るケースもあります。

⚠️ 注意点も忘れずに!

もちろん、メリットばかりではありません。
年金制度なので、60歳までは原則引き出せないなどの縛りはありますし、運用商品によっては元本割れのリスクもあります。
また、退職金との兼ね合いで「受け取り時の税制優遇」が制限されるケースもあるので、受け取り時期の戦略設計も大事です。

🎯 まとめ|2025年、確定拠出年金は「本気の制度」になる

今回の年金改革は、老後資産の自助努力を本気で応援する時代へのシフトを意味しています。
「70歳までiDeCoが続けられる」
「掛金上限が上がる」
「企業型DCが柔軟に使える」
「運用が見える化される

これらすべてが整ったことで、確定拠出年金は単なる「節税制度」から、
未来を自分でデザインするための武器へと進化しました。
まだ始めていない人も、すでに加入している人も、
このタイミングで一度、自分の「年金設計」を見直してみてはいかがでしょうか?

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